
仁川海事専門法院設置のための法的根拠が整った。第20代国会から10年近く漂流してきた海事法院誘致事業が国会常任委員会小委員会を通過し、9部の能力を超えたとの評価が出ている。
仁川広域市は、仁川海事専門法院設置を骨子とした「法院組織法」及び「各級法院の設置と管轄区域に関する法律」改正案が3日、国会法制司法委員会法案審査第1小委員会を通過したと発表した。
海事専門法院設置は海運・港湾業界の宿願であったが、これまで国会の任期満了などで何度も頓挫してきた。しかし、今回の第22代国会では、ユン・サンヒョン・チョン・イルヨン・パク・チャンデ・ペ・ジュンヨン議員など地域区議員が相次いで法案を代表発議し、与党・野党を超える合計32名の議員が共同発議に参加し、動力を得た。
特に昨年7月の審査過程で、与党・野党が海事事件だけでなく国際商事紛争まで管轄を拡大し、仁川と釜山にそれぞれ「海事国際商事法院」本院を設置することに合意し、道筋が開かれた。これまでの争点であった専属管轄の有無についても、法院行政処と法務部間の意見の調整が行われたとされている。
今回の成果は仁川地域社会の粘り強い努力が支えられている。仁川市は仁川地方弁護士会、港湾業界などで構成された「海事専門法院 仁川誘致市民運動本部」と共に国会を随時訪れ、必要性を説得してきた。100万市民署名運動やリレー支持宣言など、民間・官が一つになって結集した誘致熱が国会を動かしたとの分析がある。
仁川は世界的な空港と港湾を有し、海洋紛争発生時に中国など隣国との迅速な対応が可能な最適地とされている。法院が設置されれば、海外に流出していた年間数千億ウォン規模の法律サービス費用を削減する経済的効果も期待される。
ユ・ジョンボク仁川市長は「300万仁川市民と市民運動本部、地域国会議員の献身的な努力があったからこそ可能だった結果」とし、「法制委員会全体会議と国会本会議通過という残る手続きも揺るがずに終わらせ、仁川をグローバル法律ハブ都市に成長させる」と強調した。

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