
首都圏広域急行鉄道(GTX)-B路線の換気口設置工事が始まった仁川富平区白雲公園が対立の溶鉱炉になっている。住民たちは「事前の案内なしの一方的な用地変更」と激しく反発しており、国土交通部は「事業の遅延」を懸念し、張り詰めた対立を見せている。
29日、富平区十正洞白雲公園では大宇建設コンソーシアムが担当するGTX-B民間区間の換気口工事が進行中である。しかし、公園の真ん中には工事中止を求める住民たちのテント抗議が続いている。
対立の火種は「変更された位置」にあった。住民たちは当初住民説明会で換気口用地として十正3地区が案内されたが、実際の工事は何の通知もなく白雲公園で強行されたと主張している。黄恩哲ヒルステート富平入居者代表会会長は「地域内唯一の緑地空間を損なうことで住民の権利を侵害している」とし、「明らかな手続き上の瑕疵があるため、工事を中止し、原点から再検討すべきだ」と声を高めた。
現在、住民たちは仮称「換気口回避施設反対のための住民協議体」を結成して対応している。27日には車俊澤富平区長を訪れ、許可取消を強く要求した。
住民たちが懸念しているのは手続きだけではない。工事が進む中、公園内の樹木が切り倒され、粉塵や騒音が発生している。特に工事現場が近くの学生たちの通学路に接しているため、安全問題も提起されている。

国民の力富平区甲党員協議会も住民たちの手を挙げた。協議会は30日、声明を通じて「住民と子供たちの安全を脅かす可能性のある換気口を公園の真ん中に設置することが果たして正当な行政なのか」と問いただした。ユ・ジェホン党協議委員長は「公園の損壊を甘受しながら工事を強行する理由はない」とし、即時の移転を促した。
一方、国土部の立場は断固としている。十正3地区は環境影響評価の際に提案された複数の案の一つに過ぎず、その後用途変更手続きを経て白雲公園に最終確定されたという説明だ。特に最終案の変更は「変更協議」過程であるため、別途住民説明会の義務がないことを明確にした。
国土部関係者は「すでに設計が完了し着工された状態なので代替用地を探すのは難しい」とし、「協議が長期化すれば再設計と許可手続きのために開通時期が当初の2031年から2〜3年ほどさらに遅れる可能性がある」と懸念を表した。
富平区側は「民意事項と住民面談を通じて懸念を十分に傾聴している」とし、多角的な対策検討に入ったが、「住民権利保障」と「国策事業完遂」という二つの価値が衝突し、白雲公園を巡る苦悩は当分続く見込みだ。

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